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日本選手権第1日(20日、東京辰巳国際水泳場)エッ! 北島がまた負けた…。男子200メートル平泳ぎで、アテネ五輪2冠の北島康介(23)=日本コカ・コーラ=が2分12秒76で4位と惨敗した。昨年3位の雪辱を晴らす舞台のはずが、残り50メートルで急失速して3選手に逆転された。国内大会では00年日本選手権の4位以来、6年ぶりに200メートルでの表彰台を逃し、100メートル(23日)にパンパシフィック選手権(8月、カナダ)代表権をかけることになった。木村太輔(24)=自衛隊=が2分12秒54で初優勝。
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伸びない。失速する。北島が抜かれて、置いていかれた。五輪金メダリストが2年連続で敗れる、屈辱にまみれた。国内大会で6年ぶりに表彰台を逃す4位。惨敗だ。「情けない。2年連続の負けですから、悔しい気持ちでいっぱい。スコーンといかれてしまいました」。振り出す声が小さくなった。
150メートルまでは、なんとか首位をキープした。ところが、最後の50メートルで急ブレーキ。ゴール手前で3選手に次々と抜かれるまさかの展開。「前半はいい泳ぎができていたし、後半もあせりはなかった。(他の選手の)レベルが上がったということでしょう」と完敗を認めるしかなかった。
故障の影響が、メダリストを襲った。2月に右ひじを痛めて日本短水路選手権を辞退。3月の米アリゾナ州フラッグスタッフ合宿では両ひざを痛めた。とくに、ひざ痛は抵抗に負けないように、足を強く蹴る平泳ぎスイマーにとっては一種の職業病。日本のトップに君臨して7年。“勤続疲労”が、暗い影を落とす。「ひざの違和感は常にある。練習ができないことが多くなっている」。
しかも大舞台で200メートルを泳ぐのは、世界選手権同種目の出場権を失った昨年の今選手権以来、1年ぶり。全体2位で泳いだ午前の予選後には「久々の200メートルだから泳ぎきれるか不安で、ビビっていた」と本音も吐露した。故障と実戦不足の“二重苦”に散った。
「心のどこかで自分の持っている力を出せば大丈夫と思っていた。終わってしまったものは仕方ないので、気持ちを切り替えて次のレースに臨みたい」。パンパシフィック選手権代表に選出されるには23日の100メートルで結果を残すしかない。追い込まれた手負い五輪王者が、力を振り絞る。
(片倉尚文)
日本期待の星だけに、このままで終わってほしくありませんね。
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